MOGUMOGU食べ歩きくま2巻 朝も早くに豊洲市場編の舞台を探訪してきました。
MOGUMOGU食べ歩きくま
ナガノさんの連載作品「MOGUMOGU食べ歩きくま」はPC、スマートフォンアプリ上で漫画が読めるDモーニングのコンテンツの1つとして配信されていました。
(連載は2020年、3巻分までの掲載をもって一旦終了しています)
1巻が2019年1月に、2巻が2019年11月、3巻(最終巻)が2021年8月に発売されました。
紙の単行本、Kindle版ともに発売中です。
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そのうち、2巻の第9回(第19回)は豊洲市場(東京都江東区)周辺を食べ歩く回です。
Dモーニング35号に
「MOGUMOGU食べ歩きくま」の19話が掲載されました!今回は早起きして豊洲市場へ!🐟https://t.co/0Dn3iJQ4th
Dモーニングは月額500円です——————
単行本1巻発売中です✨https://t.co/UWQPsvjyZi
—————— pic.twitter.com/fPHMysT8sJ
— ナガノ (@ngntrtr) August 2, 2019
※「MOGUMOGU食べ歩きくま」をお持ちの方を対象にしています。Twitterで掲載された部分を除き、本の内容を画像で紹介することは行いません。
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豊洲市場について
MOGUMOGU食べ歩きくま「朝も早くに豊洲市場」編で紹介された場所は、東京都江東区にある豊洲市場です。
築地市場の代替施設として建設された豊洲市場。正式名称は東京都中央卸売市場豊洲市場(とうきょうと ちゅうおうおろしうりしじょう とよすしじょう)で、2018年10月から取引を開始しています。
MOGUMOGU食べ歩きくまに掲載されたのは2019年8月なので、作者のナガノさんは取引開始から1年も経たない頃に訪問したことがわかります。
豊洲市場の地図
「朝も早くに豊洲市場」編で紹介された場所を地図にまとめました。
(「緑色の星」がご紹介している食べ歩きのお店です)
・とんかつ 小田保(A定食)
・センリ軒(ミルコーソフトクリーム)
目印として、
・市場前駅(最寄り駅)
・豊洲市場 水産仲卸売場棟(リフトの終点)
・豊洲市場 水産卸売場棟
・豊洲市場 青果棟
にもマークを付けています。
鉄道を利用する場合、最寄り駅は市場前駅(ゆりかもめ)です。
朝も早くに豊洲市場 編の舞台探訪
朝早く(おそらく午前4時)に目が覚めてしまったナガノさん(くま)。
築地市場と悩んだ結果、初めての豊洲市場へ向かうことに。
上の写真は、タイトルが書かれているのと大体同じ場所で撮影したものです。手前のガラスを支えている金属の部分なども含めて、イラストに落とし込まれているのがわかります。
また、写真で「豊洲市場」と書かれている建物は、水産卸売場棟。豊洲市場には、この他に水産仲卸売場棟、青果棟などがあります。
漫画では紹介されていませんが、管理施設棟もあります。
最寄り駅の豊洲市場駅(ゆりかもめ)から各棟までは屋根がある歩道橋で繋がっています。
水産仲卸売場棟
到着後、早々にお腹が空いたナガノさんは何か食べることに。
ここで入ったのは、水産仲卸売場棟。
ナガノさんが通った出入口はこちらと思われますが、訪問した2023年3月には、新型コロナウイルス蔓延防止のために通れなくなっていました。
現在の出入り口は、少し先に進んだところに統一されています。
関連飲食店舗の光景。(『ほのかに魚のかおり…』)
飲食店だけを10店舗以上まとめた空間です。
関連飲食店舗には観光で訪れた方も入れますが、一部、豊洲市場で働く方のみに向けて営業されているお店もありました。
水産仲卸売場棟の中にあるだけあって、水産物を使用したお店が多い印象です。
ナガノさんが眺めたお店も見つけることができました。
暖簾(のれん)の色が変わっていますが、岩佐寿し(いわさずし)。
寿司大(すしだい)の前には常に行列が出来ていて、これは漫画でも描かれています。
吉野家もあるのはちょっと意外でした(誰でも入れます)。市場で働いている方も多く訪れることを考えれば、当然なのかもしれません。
とんかつ 小田保
色々なお店がある中でナガノさんの脳に『ビビビ』と来たのが、とんかつ 小田保(とんかつ おだやす)。
とんかつ 小田保
住所:東京都江東区豊洲6-5-1水産仲卸棟3階
Web:https://odayasu.net/
お店の中の光景も、漫画のまま。
入り口でお店の方に人数を伝えると、席に案内されます。
ナガノさんが注文したのはA定食(エビ・カニクリーム・ヒレ)。
このほかにB定食(フグ・メカジキ・シャケ)、C定食(エビ・アジ・ホタテ)があり、どれも魅力的な組み合わせです。価格はいずれも1,800円(税込み)。
そして届いたA定食。
左からヒレカツ、カニクリーム、エビのフライ。
(ソースは自分でかけます。漫画に倣い、ソースをかけた状態で撮影しています。)
キャベツ、ポテトサラダも添えられています。
まずヒレカツ。
揚げたての衣の中に入ったヒレ肉の柔らかさに驚きます。ソース、ごはんとすごく合います。
カニクリームコロッケ。
『甘くてクリーミー』な上に、カニの大きな身が惜しみなく入っています。
一番ボリュームがあるエビ。とても肉厚でおいしく、満足感がありました。
ご飯、お味噌汁の和風の食器も含めて「飯」という感じの、いい雰囲気をしています。
もちろん完食。大満足の朝食でした。
水産仲卸売場棟(見学)
その後、市場見学に進むナガノさん。
まずは同じ水産仲卸売場棟から。
漫画では、このあたりの案内表示も描かれていることがわかります。
道を進んでいくと、通路にナガノさんが妙に強く反応するターレが置かれていました。
ターレはWikipediaでは「ターレットトラック」という項目で紹介されています。
しかも2種類。
柵とハンドルの間に人が立って操作し、後ろに乗せた荷物を運ぶ乗り物です。
展示専用かと思いましたが、よく見るとナンバープレートが付いているので、動いている時間もあるのかもしれません。
この通路では、見下ろす形で水産仲卸売場の様子を見られるのですが、写真の通り、見られる範囲はかなり限定的です。
ここでMOGUMOGU食べ歩きくまを見返してみると、確かに水産仲卸売場棟の説明は数コマ分で、仲卸売場自体の光景を説明しているコマはありませんね。
基本的に一般客は入場できないらしいのですが、「買い出しに来たことを明示すれば入れる」と書かれている記事をいくつか見つけたので、気になる方は調べてみて下さい。
(私は入っていません)
この様に、この棟で見学できる内容は限定的なのですが、4階の関連物販店舗には、一般客も立ち入り、買い物できます。
玉子焼きのお店も複数あり、大きな玉子焼きを購入できます。MOGUMOGU食べ歩きくまの中で紹介されていた、串に刺さった玉子焼き(『TAMAGO』)を探したのですが、訪問時(2023年3月)には見つけられませんでした。ただ、以前は取り扱っていたお店があることを確認していますので、いつか復活するかもしれません。
水産卸売場棟
次にナガノさんが向かったのは、水産卸売場棟。
これまでご紹介していたのは水産「仲」卸売場棟です。何が違うのかというと、
水産卸売場棟は、「マグロなどの水産物のせりをはじめとした取引が行われる場所」。
水産仲卸売場棟は、「街の魚屋さんやお寿司屋さんなどが、水産物を仕入れに来る場所」。
(東京都中央卸売市場 webより)
ということで、海で獲れた魚は、水産卸売場棟(魚の姿のまま取引される)→水産仲卸売場棟(卸売場棟で仕入れた魚を業者が小さいブロックに加工して販売する)という順番に進みます。
マグロのせりが見られるのも、この水産卸売場棟です。
ここでも、水産仲卸売場棟と同様に見下ろして見学できる様になっています。こちらは視界も広く、マグロのせりの様子をよく見ることができます。
(ガラスに隔てられているので、音は聞こえません)
近い大きさのマグロが並べられています。上に載っているのはマグロの尻尾を切った断面で、この部分でマグロの質を判定する様です。
こちらは特に大きいマグロ。近くにいる人と比べると、かなりの大きさであることがわかります。
事前申し込み、抽選ですが、マグロのせりは1階のもっと近くで見学することもできます。
見学時間は5時55分から6時25分(2023年3月確認。4月の抽選に関する書類から。)となっていました。
2階からの見学で良いという場合も、マグロが並んでいる様子を見たいのであれば、上記時間に合わせて訪問することをおすすめします。
(別日ですが)朝9時頃に来たところ、マグロは影も形も無くなっていました。関連飲食店舗は、この時間でも営業しています。
青果棟
ナガノさんが最後に向かったのは青果棟。
水産物の印象が強いですが、豊洲市場ではもちろん青果の卸売りも行われています。
広くてきれいな通路に、市場の歴史、野菜の豆知識などをまとめたパネルが一定間隔で並んでいます。
道を進んだ見学ブースから見える光景。
こちらでもターレがたくさん活用されています。
思ったよりも速い速度で走っていて(時速15kmくらい出せるらしい)、慣れていない人が迂闊に立ち入れない、玄人の雰囲気を感じました。
センリ軒
見学を終えたナガノさんが休むために移動したのが、センリ軒です。
センリ軒は水産仲卸売場棟の関連飲食店舗の中にあり、これはとんかつ 小田安と同じ区域です。
これまで登場した水産卸売場棟、青果棟、それぞれに飲食店舗があるのですが、ナガノさんは水産仲卸売場棟まで戻ったことになります。
(水産仲卸売場棟(とんかつ 小田保)→水産卸売場棟→青果棟→水産仲卸売場棟(センリ軒)の順)
センリ軒 豊洲新市場店
住所:東京都江東区豊洲6丁目5−1 6街区 水産仲卸売場棟 3階
ナガノさんが注文したのは、ミルコーソフトクリーム(460円)。
漫画のまま、『さかさまにコーンがのっている』ソフトクリームで、インパクトがある見た目をしています。
コーンに巻かれた紙もちょっとレトロな印象で雰囲気があります。
ナガノさんに倣って、コーンに少しずつアイスを載せていただきます。
漫画でも書かれている通り、甘さ控えめなアイスで、後から来る苦みがおいしい!
歩き回ったあとの休憩にちょうどいい感じです。
せっかくなので、ナガノさんが頼めなかったクリームシチューも頼んでみました。
通常は550円ですが、下の写真は半熟卵入りで630円。(半個のメニューもあるので、たくさん食べる余裕がない方は、そちらを注文するのも手です)
じゃがいも、にんじん、たまねぎが入ったシンプルなクリームシチュー。水産物を取り扱う店舗が多いからこそ、シンプルな美味しさに人気が集まるのかもしれません。
半熟卵をつぶして食べると、より味わい深くなります。
トーストのメニューと一緒に食べると、更に美味しくなりそうです。(トースト、サラダ、コーヒーと合わせたスペシャルセットもあります)
まとめ
MOGUMOGU食べ歩きくま 朝も早くに豊洲市場編で登場するお店をご紹介しました。
近くにあるからこそ、なかなか行く機会がなかった豊洲市場。
実は転居を控えていて、「訪問しやすいうちに……」と慌てて訪問しましたが、マグロのせりの様子も見ることができ、行ってみて良かったです。
業者同士の取引を前提にしているためか、全体的に無機質な建物・内装で、そこもナガノさんも書いている『玄人感』に繋がっているのかなと思いました。
(ナガノさんは食べなかったけど)もちろん、水産物を取り扱う飲食店も多くあり、見学よりも食事を目的に訪れる方も多い様です。
もちろん、味は間違いありません!
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