写真・カメラ

[レビュー] OM-D E-M1 Mark II(Mark 2)にUSB-C対応DCカプラーで低価格に給電する

2020-11-20

通常はUSB-C給電に対応しないE-M1 Mark IIを、サードパーティー製DCカプラーを使用することでUSB-C電源で動作させた記録です。

簡単なまとめ

オリンパスのデジタル一眼カメラ、OM-D E-M1 Mark II (Mark 2)を、AliExpressで購入したDCカプラーで動作させました。

- 電池残量を気にせず、4k動画撮影、Webカメラなどの用途で使用できます。
- USB-PDに対応した充電器、モバイルバッテリーを使用できます。

※紹介しているDCカプラーはオリンパス公式商品ではありませんので、使用して故障が発生した場合は自己責任となります。ご注意下さい。

E-M1 Mark 2はUSB給電に対応していない

オリンパス OM-D E-M1 Mark II(Mark 2)は、2016年12月に発売されたマイクロフォーサーズフォーマットの一眼カメラです。

3年2か月後、2020年2月に後継機のE-M1 Mark III(Mark 3)が発売されましたが、スペックがあまり変わっておらず、口コミサイト等では買い替えを控える声も見受けられました。
私もMark 2を使用していますが、スペックには満足していて、 買い替えの必要性はそんなに感じていません。(別フォーマットへの憧れは消えませんが)

唯一気になるのが、Mark 3USB-C充電/給電に対応しているという点です。

Mark 2にはUSB-Cコネクタが付いていますが、充電/給電に対応していません。
Mark 2で長時間の撮影、Webカメラ等で使用するためには、パワーバッテリーホルダー HLD-9(希望小売価格 税込み35,750円)、ACアダプター AC-5(希望小売価格 税込み20,350円)を導入することになります。

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2020年11月現在で、上記2つの合計金額は約35,000円。安い金額ではありません。
とは言え、Mark 3も価格.comの最安値でも18万円弱しますので、買い替えるのは大変です。

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サードパーティー製のDCカプラーを検討する

調べてみると、DC入力が無いタイプのデジタル一眼カメラではDCカプラーを使用することが多い様です。
カメラのバッテリーと同じ形になっていて、外部からのDC(直流)電源をカメラに直接給電するための装置です。

パナソニックの様に、メーカーによっては正規品のDCカプラーを用意しているところもある様です(下の画像は、LUMIX DC-G9のDCカプラー)。

https://panasonic.jp/dc/products/g_series/g9pro/option.html

DCカプラーは「バッテリーの形をしたコネクタ」に過ぎないので、単独で使用できるわけではなく、適切な電圧の電源から、合致するコネクタ(極性も大事)で給電してあげる必要があります。

大手ショッピングサイトでもMark 2のバッテリー(BLH-1。Mark2/3で同型)に対応したサードパーティー製DCカプラを探すことができるのですが、電圧、コネクタ形状の情報が少ないものが多く、購入に踏み切れずにいました。

最近になってAliExpressで見つけたのが、USB-C電源から供給するタイプのDCカプラーです。

コネクタが最近スマートフォンで数多く使用されているUSB-Cになっている上、ケーブルの長さも100cm150cm200cmから選ぶことができます。
対応した充電器を既に所有していれば、DCカプラーを購入するだけで給電環境を実現できることになります。リンク先に紹介動画もあります(別カメラのものですが)。

価格も17.99米ドルから18.99米ドル(2020年11月時点。ケーブル長さによります)と、そんなに高くありません。しかも送料無料。

ということで、購入してみることにしました。

ちなみに、E-M1(初代)E-M5(初代/Mark 2)のバッテリー、BLN-1用の物もあります。

購入レビュー

購入から1日で現地発送され、12日目に到着。
海外発送であることを考えると充分だと思います(発送元は台湾)。

購入したのはケーブル200cmのタイプです。

バッテリーの見た目をしていますが、持ってみるととても軽量で、スカスカな印象。

Mark 2本体に入れたところです。

ケーブルが出ているので、そのままだとフタを閉めることができませんが・・・

銀色の金具部分を横にずらすと、はずすことができます。
(細かい場所なので、爪だと厳しいかもしれません)

問題なく外すことができました。

今回は、USB-PD(Power Delivery)に対応した充電器を使用し、いくつかのモードで動作させながら、テスターで電力(電流、電圧)を確認しました。

100W(20V/5A)まで測定できるテスターです。

無事起動しましたが、「純正バッテリーを使用して下さい」の文字(時間が経つと消えます)。
サードパーティー製の商品を使うのは初めてなので少し緊張しますが、写真、動画どちらのモードでも問題なく動かすことができています。

電圧は9Vが選択されていますので、USB-PD対応充電器でのみ動作する様です。

動画撮影

試しにMark 2の限界である30分の4k動画を撮影しましたが、最後まで問題なく記録できました。

右下に0:00:07とあるのが、残り時間です。
(4k動画は30分制限があります)

電力は約5.7W(9V、0.62A)。

連写(メカシャッター)

E-M1 Mark 2は、メカシャッターを使用する場合、最大15コマ/秒で連写が可能です。

このモードでは、電力は約8.6W(9V、0.95)でした。

※SDカードはUHS-I(UHS-IIではありません)のものを使用しています。UHS-II対応品の場合、電力が大きくなる可能性があります。

連写(電子シャッター)

E-M1 Mark 2は、電子シャッターを使用する場合、最大60コマ/秒で連写が可能です。

このモードでは、電力は6.9W(9V、0.76A)でした。

プロキャプチャーモード(シャッターボタンを半押しして被写体を捉えていれば、全押した瞬間から少し前の時間から記録を開始できる機能)を使用しても特に変わりありませんでした。

9V出力に対応したPD充電器が必要

どのモードを使用しても、電圧は常に9Vで、電力は9Wを超えませんでした。一番電力消費が大きかったのは、メカシャッターのモード。

5Vしか出力できない一般的なUSB充電器(PD非対応)では、出力ができない様です。
同じ充電器のUSB-Aポートから変換コネクタを介して接続してみましたが、カメラは起動すらしませんでした。

USB-PD規格で9V出力するには、15W超の電力に対応している充電器を使う必要があります
(15W以下は、5V出力にしか対応しない)

15W超の出力を持った充電器はたくさんありますが、合計出力が15W超でも、1つのポートあたりの出力が15W以下の場合があるので、ご注意下さい。

特に「これがおすすめ」というわけではありませんが、手持ちで動作を確認できた充電器、モバイルバッテリーのリンクを載せておきます。

USB充電器

Omars PD18W出力対応(USB-C×1、USB-A×1)

Anker PD30W出力対応(USB-C×1)

Anker PD45W出力対応(USB-C×1)

RAVPOWER PD45W出力対応(USB-C×1、USB-A×1)※今回の電力測定に使用しました

Anker PD65W出力対応(USB-C×1、USB-A×1)

モバイルバッテリー

RAVPOWER PD30W出力対応(USB-C×2、USB-A×2)

E-M1 Mark 3でもWebカメラ時の給電に有効活用できるかもしれない(未検証)

また、E-M1 Mark 3でも、USB-CポートをWebカメラ接続に使用している場合にはUSB給電できないとの情報があります。
この場合、今回ご紹介したDCカプラを使用すれば、安価に長時間稼働させられる可能性があります。(検証していませんので、自己責任でお願いします)

まとめ

USB給電ができないE-M1 Mark 2を、AliExpressで購入したDCカプラとUSB-C充電器を合わせて給電動作させることができました。

Mark 3の場合はUSB給電だけではなくUSB充電もできるため、旅行時にBLH-1専用の充電器を持ち運ぶ必要がなくなるメリットがあります。今回のDCカプラではUSB給電しかできないため、これにはかないませんが、安価に給電環境を実現できたので満足しています。

BLH-1用、USB充電器

こちらもサードパーティー製ですが、E-M1 Mark 2/Mark 3のバッテリー、BLH-1をUSBケーブルで充電できる充電器もあります。
スマートフォン用のUSB充電器を使えますので、AC電源ケーブルを持ち歩く必要が無くなり、少しだけ荷物を減らせそうです。
(こちらも、メーカー純正ではありませんおで、あくまで自己責任でお願いします。)

USB-Cで急速充電可能な充電器

microUSBですが、2台同時充電可能な充電器

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