
Amazonでヒールアップ用のインソールを複数購入して、公称ヒール高さと実測値を比較しました。
概要
身長を高く見せたいとき、1つの選択肢はヒールが高い靴を選ぶこと、もう1つは靴にインソール(中敷き)を入れることです。
 (他にも、視覚効果を使う方法もあるとは思いますが・・・)
ヒールアップタイプのインソールは東急ハンズなどの実店舗でも販売していますが、商品数が少ないこともあり、少し手を出しづらいと思います。
そこでAmazonで検索してみたところ、種類豊富なインソールの取り扱いがありましたので、いくつかをピックアップして、ヒール高さを実測してみました。
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。
実際にコンバース オールスターにインソールを入れて履いてみた結果はこちら。
まずは簡単に結果から
どのインソールも、後端で測れば体重をかける前は公称通りか、それ以上のヒール高さがあります。
ただし、体重による沈み込みを考慮すると、すべてが公称より低くなると考えて良さそうです。
 (今回は後端から3cmの場所で測りました)
また、個人的な感想ですが、ある程度ヒールアップ効果を感じられ、足の形にフィットすると感じたのはヒール高さ2㎝の「④荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm」でした。
④2cm
 荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm
  
購入したインソール
今回試したのは1cm(2種類)、1.5cm、2cm(2種類)、3cmの計6種類です。
| ①1cm MICOE インソール 中敷き 足が疲れにくい 厚さ1cm 衝撃吸収 アーチサポート スポーツインソール MC-010 Medium | ②1cm(その2) [Heal foot] ほどよく1cm底上げの人体工学に基づいたインソール | ③1.5cm [Monica Blasd] インソール シークレット 身長アップ 防臭 通気 低反発 衝撃吸収 中敷き シークレット インソール 男性用 女性用 1足分 | 
| ④2cm | ⑤2cm(その2) [Muiles] シークレット インソール 中敷き 22.5cm~27.0cm 衝撃吸収 身長アップ 選べる高さ3サイズ 2cm | ⑥3cm | 
上記のうち①(1cm)は特にヒールアップ用途ではなく、衝撃吸収を目的にした商品です。
2.5cm、4cmなどの商品もあったのですが、靴の中に入れることを考えると2cmくらいまでが現実的なところだと考え、考慮に入れていません。(正直、3cmも半分ネタです)
①1cm MICOE インソール MC-010 Medium
まずは1cmのインソールを。

土踏まずの部分が盛り上がっています。

一般的なインソールと違い、盛り上がっている部分が中央に寄っています。
 足の内側、土踏まず部分と靴との間の浮きを解消したい場合、このインソールでは解消されないかもしれません。

裏面です。

足に当たる部分の表面(灰色)を除き、弾力がある柔らかい素材(黒色)が使われています。
 ショック吸収性はありそうです。


①1cm
 MICOE インソール 中敷き 足が疲れにくい 厚さ1cm 衝撃吸収 アーチサポート スポーツインソール MC-010 Medium
  
②1cm(その2) [Heal foot] ほどよく1cm底上げの人体工学に基づいたインソール
こちらも1cmのインソール。
 商品名に「ほどよく1cm底上げの」と記載があります。①と包装が同じでした。


見える部分は明るいグレー。

底面は明るい黄色です。
 見えない部分ですが、靴の中でめくれたり、端が見えたりすると目立つかもしれません。

かかと部分はショック吸収を意識したのか別素材で、少し硬くなっています。


写真だとわかりにくいですが、土踏まず部分(こちらは①と違い、一般的なインソールと同じで一番内側)が少し盛り上がっています。
 ただし、この盛り上がり部分はかなり緩やかで、足の土踏まずには当たらない印象です。

②1cm(その2)
 [Heal foot] ほどよく1cm底上げの人体工学に基づいたインソール
  
③1.5cm [Monica Blasd] インソール
こちらは1.5cm、2.5cm、3.5cmと用意されているうちの、1.5cm。

⑤、⑥(2cm、3cm)と同じシリーズの様に見えますが、別製品です。
 (⑤、⑥のシリーズと組み合わせれば1.5~4cmが0.5cm刻みで揃います)


作りも⑤、⑥のシリーズとよく似ていますが、ほんの少し違います。
 やはり、かかとの部分は曲がりにくい素材が中に入っています。

つま先は問題なく曲げることができ、サイズ調整用の線が入っています。

こちらもかかとから母指球までは、ほとんどまっすぐの傾斜になっています。
 土踏まずなどの形は付いていません。
③1.5cm
 [Monica Blasd] インソール シークレット 身長アップ 防臭 通気 低反発 衝撃吸収 中敷き シークレット インソール 男性用 女性用 1足分
 
 (2.5cm、3.5cmはリンク先で選択できます)
④2cm 荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm
個人的に大きさが合わないレインブーツの調整に使用したことがあり、使用感が良かったので選択。
 パッケージのイラストでも、ブーツに入れることを想定している様です。


表麺はスエードの様な布素材が貼られています。


底部分は普通のスニーカーの様な素材。

横から見るとこの様な感じ。
 足裏の中央に土踏まずを意識した盛り上がりがあります。

表面には、よく見ると足の形に合わせた線が入っています。



土踏まずの部分が盛り上がって作られているので、一番履きやすいと感じました。
 土踏まずが高い方にはお勧めです。

大きさ調整用の線も入っています。
 注意点として、大きさの範囲が23-26cmなので、人によっては大きさが合わないかもしれません。

④2cm 荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm
  
(実用性はわかりませんが)ヒール3.5cmモデルもあります。
 
⑤2cm ⑥3cm [Muiles] シークレット インソール 2cm、3cm
⑤、⑥のセットで販売されているインソールです。
 (2cm、3cm、4cmがあり、単品でも購入できます。)

表面(上)部分と底(下)部分が別の素材になっています。
 下の写真で左が2cm、右が3㎝です。

かかとから母指球(親指の付け根にある、アーチを形成する大きな骨)あたりまでは、ほとんどまっすぐの傾斜になっています。
 土踏まずなどの形は付いていません。

上の黒い部分は低反発素材で指で押すと簡単にへこみ、足に馴染む様になっています。
 下の白い部分の奥が黒い素材になっており、この部分は折り曲げたりはできません。

つま先部分の先まで低反発素材が続きます。
 つま先に硬い素材は入っていないので、簡単に曲がります。

今回ご紹介するすべてのインソールに共通ですが、サイズ調整用の線も入っています。

| ⑤2cm [Muiles] シークレット インソール 中敷き 22.5cm~27.0cm 衝撃吸収 身長アップ 選べる高さ3サイズ 2cm | ⑥3cm | 
実測結果
2つの観点で測定をしました。
・一番ヒールが高い位置の高さ(ヒールのどの位置でも構わないので、商品説明通りの高さを満たしているか)
  →こちらについては、すべて問題ありませんでした。
・実際にかかとが乗る位置の高さ
  →この記事では、かかとの後端から3cmと決めて測定しています。ヒール後端より少し低めになるものがほとんどでした。
※測定結果は0.5㎜に丸めています。
①1cm MICOE インソール MC-010 Medium
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。18.5㎜程度でした。
 ヒールアップを意識していないインソールであるためか、縁部分に向けてかなり高くなります。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ12.5㎜。

①1cm
 MICOE インソール 中敷き 足が疲れにくい 厚さ1cm 衝撃吸収 アーチサポート スポーツインソール MC-010 Medium
  
②1cm(その2)[Heal foot] ほどよく1cm底上げの人体工学に基づいたインソール
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。17.0㎜程度でした。
 こちらも①と同じく、縁部分に向けてかなり高くなります。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ13.5㎜。①に比べて1mmだけ高いですが、誤差程度ですね。

②1cm(その2)
 [Heal foot] ほどよく1cm底上げの人体工学に基づいたインソール
  
③1.5cm [Monica Blasd] インソール
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。21.5㎜程度でした。

上面の低反発素材を除くと、16.5mmになります。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ18.0㎜。

③1.5cm
 [Monica Blasd] インソール シークレット 身長アップ 防臭 通気 低反発 衝撃吸収 中敷き シークレット インソール 男性用 女性用 1足分
 
④2cm(その2)荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。22.5㎜程度でした。

表面のスエード調の素材を除くと、およそ20㎜になります。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ18.0㎜。

④2cm 荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm
  
⑤2cm [Muiles] シークレット インソール
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。23.5㎜程度でした。

低反発素材を除くと、19.0mm程度になります。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ18.0㎜。

⑥3cm [Muiles] シークレット インソール
・一番ヒールが高い位置の高さ
かかとの後端部分です。30.5㎜程度でした。

上端の低反発素材を除くと、およそ25.0mmになりました。

・実際にかかとが乗る位置の高さ
実際にかかとが乗る位置はおよそ26.0㎜。商品説明の3cmと比べると少し低いです。

ためしに少し体重をかけてみたところ、やはり低反発素材の分だけ沈み、20mmくらいの高さになります。
 ※押す強さは一定にできていないので、あくまで参考です

| ⑤2cm [Muiles] シークレット インソール 中敷き 22.5cm~27.0cm 衝撃吸収 身長アップ 選べる高さ3サイズ 2cm | ⑥3cm [Muiles] シークレット インソール 中敷き 22.5cm~27.0cm 衝撃吸収 身長アップ 選べる高さ3サイズ 3cm | 
まとめ
冒頭にもお伝えした通り、どのインソールも、後端で測れば体重をかける前は公称通りか、それ以上のヒール高さがあります。
ただし、実際にかかとが乗る場所では公称のヒール高さを下回る場合も多いです。
 加えて体重による沈み込みを考慮すると、すべてが公称より低くなると考えて良さそうです。
 (今回は後端から3cmの場所で測りました)
購入する際には、商品説明上の高さはあくまでヒール後端の高さで、実際に足が乗る部分は少しヒールアップ効果が下がると認識しておいた方が良さそうです。
個人的な感想ですが、ある程度ヒールアップ効果を感じられ、土踏まずの形にフィットすると感じたのはヒール高さ2㎝の「④荒川産業 アーチフィット ヒールプラス20 フルレングス 23-26cm」でした。
実際にコンバース オールスターにインソールを入れて履いてみた結果はこちら。
スニーカーのヒール高さをまとめた記事はこちら。
 
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