ナイキ ズーム フライ 3のヒール高さを測定して、過去に測定したスニーカーと比較した記録です。
比較概要
今回はナイキのズーム フライ 3(ZOOM FLY 3)のヒール高さを測定しました。
これまで測定していない、ランニングシューズのモデルです。
近年、ナイキのランニングシューズの1つ、ヴェイパーフライを履いた選手がマラソン競技で記録を乱立していて、ついに使用禁止になったことは有名です。
ヴェイパーフライネクスト%(NIKE公式ページより)
ヴェイパーフライの特徴は複雑な形のソールで、その厚さが記録に貢献しているとのこと。
ヒールは36mmあったらしく、これ以降、長距離走で使用できるシューズのヒール高さは25mmにまで下げられました。(リンク先参照)
ズーム フライ3は、このヴェイパーフライを使用する選手がトレーニングで使用することもあるシューズで、ヴェイパーフライに近い構造を持っています。
ズーム フライ 3
ヴェイパーフライネクスト%は税込み30,000円以上する高価なモデルですが、ズーム フライ 3は税込み14,000円くらいから見つけることができるので、購入しやすいです。
ズーム フライ 3もランニングシューズらしく特徴的な配色は好みを選びそうですが、ナイキの公式ページでは他にも色々な配色があり、下の画像の様にモノクロ配色の物もありました。見てみると、好みのものが見つかるかもしれません。
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。また、体重による沈み込みを考慮していませんので、その点もお含みおきください。
外観
過去の測定同様に、サイズは26.0cm、右足を選んでいます。
ナイキの公式通販サイトでは、22.0cm~30.0cmくらいまで販売されています。
メーカー希望小売価格は16,000円(税抜き)から。
外側(人から見える面)
何度見ても印象的なソールの形です。
アッパー部分は薄手の素材で出来ています。見た目よりも伸縮性がありません。
内側
後ろ側
前方斜め上側
ヒールが飛び出した形になっていることもあり、長さは29.5cm程度。
(写真ではわかりにくいですが、かかとの後端を30cmの位置に合わせています)
重さは244g程度でかなり軽い部類に入ると思います。持った瞬間に軽さを感じるレベルです。
全く異なる種類の靴ですが、エア フォース 1は415gでした。
その他の角度の写真もいくつか貼っておきます。
ソールは一般的なシューズとは違い、柔らかく、弾力がある素材になっていました。
外見のヒール高さ
測り方
ヒール高さの測定にはハイトゲージを使用しています。測り方についてはエア フォース 1の測定ページをご覧ください。
外見上のヒール高さは、一番高い部分で42.5mmありました。
ほとんど変わりませんが、少し後ろにずらすと39.5mmになります。
実際のヒール高さ
測り方
同じくハイトゲージを使用。測定対象に軽く当たった時点で値を読み取っていますので、体重がかかることによるゴム、布などの素材の変形は考慮していません。
測定結果は0.5mmに丸めています。(表示が10.25mmなら10.5mm、10.20mmなら10.0mm)
丸め方は同じですが、エア フォース 1を測定したよりも追加の定規を更に強く固定していますので、精度は上がっているはずです。
実測
ズーム フライ 3のカップインソールは取り外し可能なタイプです。
特に新品はインソールと本体との間に浮きが出やすいため、取り外せない場合を除き、本体とインソールを別々に測定することにしています。
インソールなしの高さは約34.0mmでした。
インソール部分の厚みは約3.5mmでした。
合計すると約37.5mmあることになります。
参考にカップインソールありのままでも測定してみたところ、38.5mmになりました。
(別々に測定した場合と一致しないことの方が多いです。)
外見のヒール高さ42.5㎜に対し、実際のヒール(37.5mm)は5.0㎜程度低いことになります。
エア フォース 1の場合は外見のヒール高さ40mm、実際のヒールが35mmでした。
ヒールはエア フォース 1よりも高い
ナイキ ズーム フライ 3:37.5mm (インソール込み、取り外すと34.0㎜)
ナイキ エアマックス 95:42.5mm(インソール込み、取り外すと37.5mm程度)
ナイキ エア フォース 1:35.0mm(インソール込み、取り外すと29.5mm程度)
ということで、これまで最高のヒール高さだったエアマックス 95よりは低いですが、エア フォース 1よりも高いことがわかりました。
評判通り、ヒールが高い部類になると思われます。
まとめ
ナイキ ズーム フライ 3のヒール高さを測定しました。(下記はいずれも26.0cmを測定)
メーカー | 実際のヒール高さ | 外見のヒール高さ | 希望小売価格 (税抜き) | ショッピングサイト | |
なし | あり | ||||
ナイキ | 34.0mm | 37.5mm | 42.5mm | 16,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ナイキ | 37.5mm | 42.5mm | 49.0mm | 17,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
リーボック | 34.0mm | 39.5mm | 45.5mm | 18,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ニューバランス | 28.0mm | 33.0mm | 26.5mm | 13,800円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ナイキ エア フォース 1 | 30mm | 35mm | 40mm | 10,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
コンバース オールスター | - | 19mm | 33mm | 5,800円~ |
- ナイキ ズーム フライ 3の外見上のヒール高さは42.5mmあるのに対し、実際のヒール高さは37.5mm程度(インソール込み)
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。また、体重による沈み込みを考慮していませんので、その点もお含みおきください。
ヒール高さは37.5mmと、高い部類であることがわかりました。(調べてきたところでは、だいたい30mmくらいからヒールが高いスニーカーという印象を受けます。)
評判通り、ナイキのズームシリーズにはヒールは高いものが多そうです。
また、外見上のヒール高さも含めて考慮すると、ニューバランスの996は外見上のヒール高さよりも実際のヒール高さの方が大きく、「明確な上げ底」の印象を受けにくいと考えられます。
ヒールが高いスニーカーが欲しいけど、インソール追加までしたくないという場合に、ご参考にして頂ければ幸いです。
※まとめページを作りました
番外編
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