アシックス ビジネスシューズ ランウォーク WR613Tのヒール高さを測定した記録です。
選定の理由
今回はAmazonで購入可能なビジネスシューズ)、アシックス ランウォーク WR613Tを測定しました。
特にヒールアップ向けのシューズではありません。
ビジネスシューズは色々ありますが、なぜ今回の靴を選んだのかというと、
・スニーカーの技術が使われていて、履き心地が良さそう
・「Amazon try before you buy」対象商品で、試し履きが簡単にできる
スニーカーの技術が使われていて、履き心地が良さそう
ビジネスシューズ(革靴)と言えば、皮革が硬く、靴底の素材も硬いので、とても履きにくく、疲れやすい物が多いです。
足に馴染むまでは我慢の期間が続く、という印象です。
アシックスから、スニーカーの技術を取り込んだビジネスシューズが販売されています。
商品紹介には、次のような履きやすさを考慮した特徴が書かれています。
・中敷きにクッション性のあるE.V.A.を使用
・かかと部には衝撃緩衝機能GELを搭載
・3Eラウンドラスト(つまり幅広)
また、ライニング(アッパーの内側)に防水透湿性に優れた素材(ゴアテックスファブリック)を使用しているとのことで、蒸れたときの不快感も少なそうです。
冒頭に書いた理由で、革靴を履くときには少し気合が必要なことが多いのですが、これが少しでも軽減されればと考えました。
靴底の構造自体が普通の革靴と違うので、ヒールも測定してみたいと思った次第です。
「Amazon try before you buy」対象商品で、試し履きが簡単にできる
Amazonのファッションカテゴリでは、サイズ交換、返品が無料で出来るものがあります。
基本的には、Amazonが出品していて、Amazonが発送しているものであれば、無料で返品ができる様です。
これに加えて、Amazon try before you buyというサービスがあります。
(以前はAmazon wordrobeというサービス名でした)
Amazon try before you buyは、試し履きを前提としたサービス。
いくつか靴を購入して、気に入ったものだけ購入できます(もちろん、室内で試す前提ですが)。
上述の通り、Amazonが出品していて、Amazonが発送しているものであれば、無料で返品ができるのですが、try before you buyの場合は、最初の支払いが発生しません。
つまり、
try before you buy:注文時は0円。商品が発送され、返送しなかった商品の支払いが後から発生。
try before you buy以外:注文時にすべての商品の費用が発生。返品した商品の費用が後日返還される。
返品があることが前提の商品なので、例えば同じ商品の色違い、サイズ違いをまとめて試すこともできます。
(25.0cm、25.5cm、26.0cmをまとめて試し履きして、足に合う25.5cmだけを購入。25.0cm、26.0cmは返品、など。)
返品の場合も送料はかかりません。
ラインナップ
靴の種類は多くありませんが、ストレートチップ、プレーントゥの基本的なものであれば問題なく揃いそうです。
カラーもブラウンが用意されている物が多くあります。幅も、デザインによって2E~4Eまでありました。
ストレートチップ 内羽根 | プレーントゥ 外羽根 | ストレートチップ |
Uチップ 外羽根 | サイドゴアブーツ | ウイングチップ 内羽根 |
今回はこの中から、最も定番で使いまわしが効くストレートチップ、ブラック、内羽根(左上)の種類を選びました。
サイズは24.0cm~28.0cmまで豊富にあります。
歩きやすさを考慮してか、ほとんどがラウンドトゥになっていました(全長が短い)。
サイドゴアブーツはヒールが高い可能性があるので、少し気になりますね。
外観
スニーカーの場合は26.0cmを選択するようにしているのですが、革靴は大きめになることが多いので、25.5cmを選択しています。右足を選んでいるところは過去と同様です。
外側(人から見える面)
商品説明通りのストレートチップシューズ。アッパーを見る限りは、ごく普通です。
内側
ヒール部分はスニーカー素材になっています。
近くで見ると、伝統的な革靴とは違うことに気づくかもしれません。
靴底を見ると、一気にスニーカーらしさが出てきます。
革靴好きな方であれば、あまり人に見られたくない場所だと思います。
ソール部分はやわらかく、滑りにくそうです。
一般的な革靴の、特にレザーソールの物と比べたら、かなり歩きやすいと思います。
かかとの底は、一番下側の部分(ヒールプラグと表記)であれば交換対応してもらえる様です。
靴の中は黒で統一されています。
クッションが入っていて、やわらかいです。この部分だけの触れば、スニーカーの様です。
土踏まずの部分もわずかに隆起しています。
(見えやすい様に明るく補正してあります)
少し離れてみれば、(いい意味で)ごく普通の革靴になります。
光沢感はほどほど。光沢が強い物だと傷が目立つので、個人的にはこれくらいが好みです。
クリームも馴染みやすそうです。
皮革はとてもやわらかく、馴染みが良いです。(商品説明に「天然皮革」と書かれています)
試しに履いてつま先部分を曲げてみましたが、シワ部分が足に当たって痛くなるようなことはありませんでした。
ヒールからつま先までの長さは約30cm(30cm無いくらい)。
(写真ではわかりにくいですが、かかとの後端を30cmの位置に合わせています)
外見のヒール高さ
測り方
ヒール高さの測定にはハイトゲージを使用しています。測り方についてはエア フォース 1の測定ページをご覧ください。
外見上のヒール高さは、一番高い部分で約30.0mmありました。(結果は0.5mmに丸めています)
少し前にずらすと、約29.0mmとなりました。
(この高さを外見上のヒール高さとしました)
実際のヒール高さ
測り方
同じくハイトゲージを使用。測定対象に軽く当たった時点で値を読み取っていますので、体重がかかることによるゴム、布などの素材の変形は考慮していません。
測定結果は0.5mmに丸めています。(表示が10.25mmなら10.5mm、10.20mmなら10.0mm)
丸め方は同じですが、エア フォース 1を測定したよりも追加の定規を更に強く固定していますので、精度は上がっているはずです。
実測
革靴では普通ですが、インソールは取り外し不可能なタイプです。
かかとの体重がかかる部分の高さは35.5mmありました。
ということで、外見のヒール高さ29.0mmに対し、実際のヒール(35.5mm)は6.5mm程度高いことになります。
ヒールは一般的なビジネスシューズ並み
アシックス ランウォーク WR613T:35.5mm
リーガル 811R AL:32.5mm
ナイキ エアマックス 95:42.5mm(インソール込み、取り外すと37.5mm程度)
ということで、一般的なビジネスシューズと比較して大きな差はありません。
衝撃吸収性を売りにした商品なので、一般的なビジネスシューズに比べると、沈み込みなどは大きいかもしれません。
その点はスニーカーと同様だと思います。
これまで測ったスニーカーの中でも厚底だったエアマックス 95と比較すると、ヒールは低いことになります。
(スニーカーの場合、30mmあれば高い方です)
ビジネスシューズでヒールが高いものを探している場合は、シークレットシューズもあります。
北嶋製靴工業所 シークレットシューズ 1301:50.0mm
まとめ
アシックス ランウォーク WR613Tのヒール高さを測定しました。(ビジネスシューズの場合は25.5cm、スニーカーは26.0を測定)
メーカー | 実際のヒール高さ | 外見のヒール高さ | 希望小売価格 (税抜き) | ショッピングサイト | |
なし | あり | ||||
アシックス ランウォーク WR613T | - | 35.5mm | 29.0mm | 22,000円 | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
北嶋製靴工業所 シークレットシューズ 1301 | - | 50.0mm | 32.0mm | 15,500円 | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
リーガル 811R AL | - | 32.5mm | 26.5mm | 22,000円 | 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す |
ジャランスリウァヤ 98321 | - | 39.0mm | 29.0mm | 30,000円 | 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す |
ハルタ コインローファー 906 | - | 32.0mm | 28.5mm | 10,455円 | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ナイキ エアマックス 95 | 37.5mm | 42.5mm | 49.0mm | 17,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
リーボック インスタポンプ フューリー | 34.0mm | 39.5mm | 45.5mm | 18,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ニューバランス 996 | 28.0mm | 33.0mm | 26.5mm | 13,800円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
ナイキ エア フォース 1 | 30.0mm | 35.0mm | 40mm | 10,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
コンバース オールスター | - | 19.0mm | 33mm | 5,800円~ |
- アシックス ランウォーク WR613Tの外見上のヒール高さは29.0mmあるのに対し、実際のヒール高さは35.5mm程度
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。また、体重による沈み込みを考慮していませんので、その点もお含みおきください。
ヒール高さは35.5mmと、革靴としては一般的な高さだとわかりました。
アッパーの皮革はかなり柔らかく、靴底も柔らかいので、履き心地はかなり良いです。
特にヒールアップ効果はありませんが、歩くことが多い仕事の方は、一度試してみる価値はあると思います。
Amazonのセールで安くなっていることが多いので、都度確認してみて下さい。
※スニーカーのまとめページを作りました
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