ドクターマーチン 1460 8ホールブーツのヒール高さを測定した記録です。
比較概要
今回はドクターマーチン 1460 8ホールブーツ(Dr.Martens 1460)を測定しました。
前回ドクターマーチンの代表的な1461 3ホールシューズを測定していますので、当然、同じドクターマーチンの代表的なブーツ、1460も気になる……ということで選定。
重い印象になりがちな黒いブーツですが、黄色のステッチ、少し黄色みがかったソールで、適度にカジュアルな印象になっています。
「1960」のネーミングは、1960年4月1日に生産ラインに乗ったことに由来しています。
前回測定した「1961」も由来は同様(1961年4月1日)、ということで、ブーツの方が1年だけ先に登場したということになります。
今となっては完全に「定番」になっていて、男女問わずサイズが用意されています。
公式サイトで見る限り22cm~32cm(1cm刻み)まで用意されているので、多くの方が自分に合うサイズを見つけられますし、履きつぶしてもまた同じものを購入できるのも強みです。
1460の定価は26,400円、1461の定価は23,100円でした(2022年8月確認)。
写真の黒+黄色ステッチのカラーリングが有名ですが、その他のカラーリングも用意されています。
1460 BLACK
1460 WHITE STITCH(ステッチ色が白)
1460 MONO(ステッチ色が黒)
1461 BURGUNDY(アッパーの色がバーガンディー)
その他にもたくさんのバリエーションがあります。
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。また、体重による沈み込みを考慮していませんので、その点もお含みおきください。
外観
過去の測定同様に、サイズは26.0cm、右足を選んでいます。
外側(人から見える面)
厚みのあるソールと、黄色のステッチが特徴。
ビジネスシューズなどの革靴と比べると、ソールの先端まで厚みが続くところが特徴です。
参考に、1460の画像も。
ソール部分は全く同じですが、アッパーも外ばね部分の形やステッチなどが少しずつ違う様です。
内側
外側と同じく、シンプルなデザインです。
黄色のステッチはぐるりと一周周っています。
後ろ側
前方上側
ボリュームがあるプレーントゥのつま先が特徴。
紐を通す場所は外羽根になっていて、紐を縛る強さを変えることで、甲の高さの違いに対応できます。
光沢感は適度で、強くないので、上品な印象もありますね。
ヒールからつま先までの長さは約29cm。1460と1461で差はありませんでした。
(写真ではわかりにくいですが、かかとの後端を0cmの位置に合わせています)
重さ
重さは624g程度。皮革のアッパー、厚めのソールが重さに貢献しています。
1460の重さは550g程度だったので、皮革部が多い分、70g程度の重量増になっている様です。
ちなみに、以前測定したエアフォース1で415g程度でした。
靴底
ドクターマーチンの特徴の1つになっている、少し黄色が入った分厚いソール。
底から見ると、少し透けていることが分かります。
しっかりと溝が入っていて滑りにくく、耐久性にも評判があります。
その他アングル
参考に、その他アングルからの写真も載せておきます。
外見のヒール高さ
測り方
ヒール高さの測定にはハイトゲージを使用しています。測り方についてはエア フォース 1の測定ページをご覧ください。
実測
お気づきかと思いますが、1460と1461のソール部分は同じです。
並べてみても……
ぴったり一致します。
アッパーとの境界部分で、40.5mm。
前に行くにつれて、少しずつ下がります。
この位置で38.0mm程度。
縫い目よりも下、角ばった部分で33.0mmありました。
上記の数値は、1461とほぼ同じです。差は誤差程度でした。
実際のヒール高さ
測り方
同じくハイトゲージを使用。測定対象に軽く当たった時点で値を読み取っていますので、体重がかかることによるゴム、布などの素材の変形は考慮していません。
測定結果は0.5mmに丸めています。(表示が10.25mmなら10.5mm、10.20mmなら10.0mm)
丸め方は同じですが、エア フォース 1を測定したよりも追加の定規を更に強く固定していますので、精度は上がっているはずです。
実測
上記からだいたい結果の想像が付きますが……
ドクターマーチン 1460のインソールは取り外し不能なタイプです。
暗くて写真を撮るのが難しかったので1461の写真で代用しますが、見たところ、同じつくりをしている様に見えました。
1460は履き口の高さがあるので、これまでと同じ方法ではスケールの長さが足りません。
高さ5cmのキューブを中にいれて計っています。
結果は42.5mmと、1460と同じ数値になりました。
外見のヒール高さが40.5mmなのに対し、実際のヒールは42.5mmと、大きく差がない結果になりました。
1460(8ホールブーツ)と1461(3ホールシューズ)では、ソールの構造、ヒール高さはほぼ一致するとみて良い様です。
エア フォース 1の場合は外見のヒール高さ40mm、実際のヒールが35mmでした。
ヒールはエア フォース 1よりも高い
ドクターマーチン 1460 8ホールシューズ:42.5mm (インソール取り外し不可)
ドクターマーチン 1461 3ホールシューズ:42.5mm (インソール取り外し不可)
ナイキ エア フォース 1:35.0mm(インソール込み、取り外すと29.5mm程度)
ドクターマーチン 1460のヒール高さはナイキ エアフォース1よりも高いです。
まとめ
ドクターマーチン 1460 8ホールブーツのヒール高さを測定しました。(下記はいずれも26.0cmを測定)
メーカー | 実際のヒール高さ | 外見のヒール高さ | 希望小売価格 (税抜き) | ショッピングサイト | |
なし | あり | ||||
ドクターマーチン | - | 42.5mm | 40.5mm | 26,400円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
19.0mm | 23.5mm | 28.0mm | 8,990円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す | |
37.5mm | 42.5mm | 49.0mm | 17,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す | |
34.0mm | 39.5mm | 45.5mm | 18,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す | |
28.0mm | 33.0mm | 26.5mm | 13,800円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す | |
ナイキ エア フォース 1 | 30mm | 35mm | 40mm | 10,000円~ | Amazonで探す 楽天市場で探す Yahooショッピングで探す |
コンバース オールスター | - | 19mm | 33mm | 5,800円~ |
ドクターマーチン 1460 8ホールブーツの外見上のヒール高さは40.5~41.0mmあるのに対し、実際のヒール高さは42.5mm程度
※素人採寸ですので、いずれも数mmの誤差が生じている可能性があります。また、体重による沈み込みを考慮していませんので、その点もお含みおきください。
ヒール高さは42.5mmと、一般的なスニーカーと比べると高いことがわかりました。
調べてきたところでは、だいたい30mmくらいからヒールが高いスニーカーという印象を受けます。
また、外見上のヒール高さも含めて考慮すると、ニューバランスの996は外見上のヒール高さよりも実際のヒール高さの方が大きく、「明確な上げ底」の印象を受けにくいと考えられます。
ヒールが高いスニーカー(シューズ)が欲しいけど、インソール追加までしたくないという場合に、ご参考にして頂ければ幸いです。
※まとめページを作りました
番外編
ビジネスシューズ(革靴)のヒール高さ測定
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